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真岡鐵道・常総線相互乗り入れ?

私の実家のある茨城県筑西市では、今月市長選挙があります。
ある候補者の選挙公約パンフレットを見ていたら、気になる項目が・・・


乗り入れ1

「常総線と真岡鉄道の相互乗り入れをし、SLを守谷駅から走らせます。」
何とも大注目の一文ですね。
真岡鐵道の「鉄」が間違っているとか、そういうことではありません(^^;)


常総線と真岡鐵道との相互乗り入れ!


昭和の頃には、常総線と旧国鉄真岡線の相互乗り入れを何度か計画したことがあると資料で読んだことがあります。
理由は分かりませんが、その度立ち消えになっています。
そもそも真岡線が敷設される前の明治時代には、現在の常総線から真岡鐵道の路線を1本で通すという計画もあったとか。
もし、常総線と真岡鐵道の相互乗り入れが実現すれば、100年越しの悲願達成ということになります。


しかし、浮かれている場合ではありません。
私はふと考えました。
どうやって常総線から真岡鐵道へ乗り入れるのでしょうか?


時刻表の地図で下館駅を見てみると・・・


乗り入れ5

下館駅の南北に分かれて走る常総線と真岡鐵道ですから、地図だけを見ると相互乗り入れは簡単そうに思えます。
しかし、私は頭の中で下館駅構内の線路配線図を思い出したところ、かなり難しいはず・・・。


国鉄真岡線の頃は、水戸線へ乗り入れて小山まで直通運転していたので、水戸線と真岡線とをつなぐ渡り線は存在していました。
しかし、真岡鐵道と常総線は水戸線をはさんで北と南にあり、それをつなぐ渡り線などないはず。
それとも、貨物輸送があった頃の遺物で分岐器があり、可能なのでしょうか?


想像しているだけでは解決にならないので、実際に現場検証をしてきました。


乗り入れ2

下館駅西側にある高架橋から検証します。
手前が小山側、先が水戸側。
中央2本の線路が水戸線で、左側が下り・水戸方面、右側が上り・小山方面。
最も左側、スイカ色の車両が停車しているのが真岡鐵道。
最も右側の線路に停車しているのが常総線です。


やはり真岡鐵道と水戸線とをつなぐ渡り線はあります。
国鉄真岡線が水戸線に乗り入れていた頃、一度真岡線ホームに停車し、それから水戸線へ入っていったものです。


乗り入れ4

真岡鐵道寄りから見てみると、その渡り線がよく分かります。
真岡線が真岡鐵道になってからは水戸線への乗り入れを行っていなく、SLをどこかへ貸し出すときに使うくらいでしょうから、その渡り線は錆びついています。
でも、私が幼い頃、真岡線から水戸線へ乗り入れる瞬間はとても興奮していたもので、私にとって大切な渡り線です(^^)


常総線側をよく観察してみると・・・


乗り入れ3

やはり常総線からは、真岡線どころか、お隣の水戸線すら行くことはできません。
相互乗り入れをするとなると、新たに分岐器を設置するしかないでしょう。
そうだとしても、どのように敷設するのでしょうか?


現時点の線路配線を見る限り、直接常総線と真岡鐵道をつなぐことは難しいように感じます。
水戸線の線路を大胆に横切るとしても、そんなスペースはないですよね。
常総線から一度水戸線上りへ入り、それから水戸線下り、そして真岡鐵道へと抜けるのでしょうか?
そうなると、下館駅構内でスイッチバックを3回行うことになります。
下館駅にはターンテーブルがないので、SLを走らせることを考えると、常総線から直接真岡鐵道へ入らない限りは、どちらにしてもスイッチバックは3回必要です。


SLを守谷駅から走らせるというのは、つくばエクスプレスと接続して、東京方面からの観光客誘致という目的なのだとは想像がつきます。
駅構内でスイッチバックを3回もすれば、鉄道ファンには魅力的なビューポイントになるでしょう。
私が撮影した高架橋からビデオを回す方が多くなると予想されます(^^)


しかし、実用面を考えると、スイッチバック3回もするほど時間をかけて相互乗り入れをする必要性があるのでしょうか?
まさか筑西市長を目指す方の公約なので、常総線から真岡鐵道へ直接通じるよう、水戸線と交差する新たな線路を敷設するなどということはないと思います。
筑西市の主要駅・下館駅に停車しないことになってしまいますから。
小山にあった短絡線のように、鉄道ファンには伝説にはなるかもしれませんが(^^)


公約に掲げている(しかも現職の方)ということは、ある程度現実的な計画をお持ちなのでしょう。
いずれにしても、とても興味深い公約です。
成り行きを見守ります。


ps.
ちなみに、私はこの公約を掲げる候補者を応援、または批判するつもりでこの記事を書いたわけではありません。
純粋に真岡鐵道・常総線相互乗り入れの実現性を私なりに検証しただけです。
先見の明があり、しっかりと実行力のある方に筑西市の舵取りをしてほしいと思います。


pps.
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この記事に対するコメント

相互直通ですか。でも、配線を見ると、JR東日本にもかかわってきますので、当選者や3社との協議が必要でしょう。また、車両の規格もありますので、長さは違ってもいいのでしょうが、幅はそろえないとホームに入れません。

実現させる場合は下館駅を高架化するほかありません。また、守谷駅ですとターンテーブルを新設する必要性がありますが、土地があるかどうかでしょうね。それに気動車ではありませんので、関東鉄道側もSLの機関士を用意しなければならず、課題は山積でしょう。

マニフェストを掲げるのはいいのですが、ムチャクチャなことを言う人が多いですね。

  • 投稿者: 岸田法眼
  • 2009/04/01(水) 20:12:51
  • [編集]

出来る出来ないは別にして、この手の線路を妄想するのは結構楽しいです。
模型のようには行かないですが、関東鉄道の線路から直線上の渡り線を真岡鉄道まで引っ張る事はスペース的に可能かなぁなんて思ってみたり。JRの線路はダイヤモンドクロスで大胆に横切ればなんとかなるかも。。。な~んて妄想してみました。

  • 投稿者: daikiti
  • 2009/04/02(木) 18:41:52
  • [編集]

難問が山積みですが、地方線は設備投資は不可能に近いのですが自治体支援となれば話は別です。(と言っても市民理解を取り付けると言う新たな問題がありますが)

線路や設備というのは受け身ですから、やると決まれば完成してしまうものですが最大の問題は関係各方面と利害関係者の調整をどこまで市が主体性を持って進められるかが見所だと思います。

まずは快速の直通からが無難かもしれません。

駄案ですが、地方鉄道は下手にチラシを作るよりも、都心側に(この場合秋葉原)秋葉原駅で秋葉原駅のポケット時刻表を配布した方が効果があると思うのです。
(TX版とは別に広告扱いで作る)

もちろん、広告扱いのその秋葉原時刻表には、
◎印:守谷で快速下館行接続
●:守谷で普通下館ゆき接続
などと凡例にして。
更に言えばSL接続のTX快速に「快速もうか号」と愛称もつけたいくらいです。

・・・あ、妄想がちょっと走り過ぎました(笑)。

いずれにせよ、イマイチマイナーな真岡のSLが有名になるといいですね。

  • 投稿者: 漣みさき
  • 2009/04/04(土) 16:52:00
  • [編集]

>岸田法眼さん
下館駅を高架化してしまうと、間違いなく現在の駅舎とかなり離れてしまうので、現実的ではないと思うのです。
いろいろ考えてみると、やはり難しい・・・どのような計画で公約にされているかお聞きしてみたいという興味はありますね(^^)

でも、廃止にすることを公約に掲げ当選し、きっちり廃線にしたところもあることを考えると、自治体の長が第3セクターや私鉄を盛り上げようとしている姿勢は評価しています。



>daikitiさん
確かに妄想するのは楽しいですね(^^)
私もダイヤモンドクロスを妄想してみましたが、線路全体の土地が幅に対して長さが少なく、それも難しいかなという気がします。
検討委員会を作るなら、私がメンバーになってもいいのですが(^^)



>漣みさきさん
おっしゃるとおり、関係各所との協議が大きな問題でしょうね。
daikitiさん案のダイヤモンドクロスが可能かどうか、今度漣さんにお会いしたときに線路配線図かたの見解をお聞きしたいと思っておりました(^^)
可能だったとしても、まったく関係のないJRが許可を出すのだろうか? との疑問もありますが。

広告扱いの時刻表というのは面白いですね。
しかし、東京から下館駅に行く場合、TX-常総線経由よりも、宇都宮線-水戸線経由のほうが時間も早いですしリーズナブルというところが悩ましいところです。
そのためにも、常総線に観光の魅力が加わるといいのだと思いますが・・・それでこの候補者の方もSLを考えられたのでしょう。

批判ばかりしていないで、私なりに真岡鐵道・常総線活性化計画を考えて妄想してみます。

  • 投稿者: 吉田一紀
  • 2009/04/04(土) 17:11:52
  • [編集]

不可能ではないと思います

常総線沿線に住んでいるものですが、実現すれば地元住民がどんな反応を示すのか楽しみですね。
さて、下館駅構内の渡り線ですが、常総線と水戸線は水戸方面で線路が繋がっています。
スイッチバックを何度か繰り返せば物理的にはSL列車を常総線の線路上まで移動させる事は可能なはずです。ただし真岡鉄道側から常総線まで移動させるのに20分くらいはかかりそうなので、水戸線に営業列車が走っている時間帯は難しいですね。やるなら終電後ですね。
真岡鉄道にはSLを2台保有しているのだから、C11あたりならJRへの貸し出し実績もあるので、関東鉄道側が客車を手配すれば真岡鉄道のSL運行に影響は出ないでしょう。あとはダイヤと保安装置上(ATS等)の問題ですね。

守谷駅なら機回し可能ですし、水海道の車両基地にSL列車ごと待機させれば良いし、何かトラブルがあっても真岡からなら職員が駆けつけられるので、実現は不可能ではないでしょう。TXからSL列車に乗り継げられれば話題性もあるでしょうし、筑波山を眺めながらマッタリと旅を楽しむのも良いものですよね。
あとは地元の自治体と関東鉄道が重い腰を上げてくれれば良いのですよ。

  • 投稿者: 70station
  • 2009/11/23(月) 22:12:03
  • [編集]

>70stationさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。

SLの常総線乗り入れは事実上不可能ではありませんが、クリアする課題は多そうですね。
しかも、乗り入れを公約に掲げていた現職市長さんは落選してしまいましたし(^^;)
でも、実現の方向で動いてくれることを祈ります。

動画を拝見しました。
SLに乗った動画が特によかったですね。
お茶を飲みながらゆっくり楽しませていただきました。

  • 投稿者: 吉田一紀
  • 2009/11/27(金) 13:55:52
  • [編集]

常総線と真岡鉄道の直通は可能です。水戸線と平面交差する線路を敷けば良いだけ。「何じゃそりゃ!」と言われそうですが,京王線の調布駅で実際に行われています。

水戸線を含めて,京王線とは比べ物にならないほど列車数が少ない下館駅ですから,技術的な問題は何もありませんよ。

  • 投稿者: 鉄道好きの公務員
  • 2010/08/26(木) 00:00:04
  • [編集]

>鉄道好きの公務員さん

はじめまして。
コメントありがとうございます。


おっしゃるように平面交差する新しい線路を敷けば可能ではありますよね。
ただ、よくよく場所を見ると、真岡鐡道も常総線も下館駅にカーブして進入してきますが、ちょうどカーブの上を道路が通っているので橋脚があったり、常総線側のカーブは比較的緩やかですが、真岡鐡道側のカーブは急カーブでもあります。
常総線から真岡鐡道へ、もしくは真岡鐡道から常総線へ直接伸びる平面交差を敷くことができるかと私なりに場所を見てみたのですが、この土地の状況を見ると結構難しいような気がしました。
どこか無理な角度での分岐器を作らないとつながらないような・・・。


調布駅は相模原線への接続に平面交差があるのですよね。
多分下館駅よりも直線部分が長くあるのではないかと思います。
今度私も調布駅をじっくり観察してみます。


下館駅もよくよく場所を調べて設計するとできるのかもしれませんが、公約に掲げた候補者の方は落選されてしまいましたので、夢の議論ができません--;


ただ、このように勝手に自分の頭の中で考えるのも鉄道の楽しみ方ですね。
個人的には鉄道好きの公務員さんがおっしゃるような大胆な平面交差は大好きですし、ぜひ地元で見てみたいとも思います^^

  • 投稿者: 吉田一紀
  • 2010/08/28(土) 23:26:38
  • [編集]

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吉田一紀

Author:吉田一紀
脚本家・ライター・構成作家
国鉄真岡線を快走するキハ20系に心を奪われ、小学4年生のときにブルートレインに魅せられて鉄道にハマる。
ブルートレインを牽引していたEF65 1000番台やDD51、24系客車のNゲージを部屋に飾り眺めるのがストレス解消法。
なるべく新幹線を使わずに、特急や在来線を乗り継ぎながら線路や駅舎を眺める旅が好きである。

・特に好きな車両
キハ20系・183系・24系客車
・特に好きな機関車
EF65 1000番台・DD51・EF75
・特に好きな分岐器
DSS(ダブルスリップスイッチ)
・特に好きな車止め
第1種車止め(バラストを盛ったもの)
・特に復活してほしい優等列車
急行『つくばね』、ブルートレイン『さくら』、特急『あやめ』の両国始発

<主な作品・活動>
・手塚眞監督ショートムービープロジェクト『フリーハンド』脚本担当
・『敬天愛人~隆盛の如く~』(明治座)脚本
・東宝戯曲科脚本コース修了
・『駅-それぞれの出発(たびだち)』『帰ってきた天使』(シアターサンモール)脚本
・学研まんがでよくわかるシリーズ『燃料電池のひみつ』構成
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