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ブルートレイン『富士・はやぶさ』引退の夜

今回のダイヤ改正で引退となったブルートレイン『富士・はやぶさ』。
私は『モハようございます。』の「20章・ブルートレインの乗り方」にも書かせていただいたとおり、ブルートレインの大ファンです。


『富士・はやぶさ』引退のニュースがテレビや新聞で取り上げられていたので、この数日、お会いする方によく聞かれた質問があります・・・


「富士・はやぶさの最後を見に行ったのですか?」


このブログに何度か登場している、中学以来の親友でよく巨人戦に連れていってくれるきよし君からも「吉田さんは、東京駅に行ったの?」とのメールが。


オオゼキタクさんは東京駅に行って最後のお別れをされてきたようです。
オオゼキタクOfficial鉄道Blog『マジで終電5秒前』さよなら富士・はやぶさでその様子を詳しくご紹介してくださっているので、ご覧になってみてください。
『モハようございます。』のスペシャルインタビューに応じてくださった木村裕子さんも木村裕子オフィシャルブログ『鉄ヲタだって人間だぁ!』ラストはやぶさ・富士によると、やはり同じくスペシャルインタビューに応じてくださった横見克彦さんと一緒に最後のお別れをされたそうですし、小倉沙耶さんは『小倉沙耶のやわやわ日和』本当のさよならによると、今日回送された『富士・はやぶさ』を見て本当の最後のお別れをされたそうです。
『日本の旅・鉄道見聞録』所長撮影雑記によると、裏辺所長さんは横浜駅で最後のお別れをされたとか。


『富士・はやぶさ』引退で、東京始発のブルートレインが消滅・・・となれば、最後のお別れをしておきたいと思うとは当然かもしれません。


しかし・・・私は行きませんでした。


実はこのブログでも『富士・はやぶさ』引退の話題には触れずに、粛々と急行ロウバイ号撮影のレポートを続けようかと思っていました。
各局が報道特別番組を報道する中、粛々とアニメを放送するテレビ東京のように・・・。


しかし、心につまった想いを出したくなり、勢いで書いてみます。
この程度の感傷には浸らせてください。


『富士・はやぶさ』引退が決まってから、オオゼキさんに何度か言われたことがあります、「絶対富士・はやぶさに乗っておいたほうがいいですよ」と。
でも、私は乗りに行こうとしませんでした・・・。
18時頃東京駅を通ったとき、今10番線に行けば『富士・はやぶさ』を見ることができるなあと思っても行きませんでした・・・。
東京発『富士・はやぶさ』最後の日、用は16時頃終わったので、東京駅に行って最後のお別れをしようと思えばできたのに、私の足は向かいませんでした・・・。


あのとき見ておけばよかったと後悔するかもしれません・・・しかし、私はあえて後悔する道を選んだのです。
ありふれた恋愛ドラマではありませんが、好きな人が旅立っていくとき、これが永遠の別れと分かっていても、素直になれず見送りに行かない・・・そんな気分でした。


私が鉄道に興味を持ったきっかけは、幼少の頃、近所を走っていた真岡線(現・真岡鐵道)のキハ20でした。
その後、鉄道を趣味として好きになったのは小学4年生の頃、ブルートレインに魅せられたことが原因でした。
鉄道雑誌を買ってはブルートレインの写真を切り抜いて、下敷きにはさんでいたものです。
巨人の野球帽には、友達に自慢するかのようにブルートレインのヘッドマークバッジを並べて付けていました。


そんなブルートレインの中でも、特に好きだった1つが『富士』です。
当時、東京-西鹿児島(現・鹿児島中央)を結ぶブルートレインが2本あり、日豊本線回りが『富士』、鹿児島本線周りが『はやぶさ』。
『富士』は日本最長運行特急という称号もあり、私は『はやぶさ』より『富士』派で、自分の中で変に『はやぶさ』をライバル視していました。
Nゲージを集めたいものの、お小遣いが追いつかず安い貨車ばかり買っていたのに、当時の『富士』を牽引していたEF65 1000番台が何としても欲しくて・・・貨車を買うのを我慢してお小遣いを貯め、小山駅ビルの模型屋さんで手に入れたときの感動は今でもはっきりと覚えています。


『モハようございます。』を書かせていただいた原点は『富士』にあるといっても過言ではないかもしれません。
そんな『富士・はやぶさ』が引退するのですから、素直に「お疲れさま!」と言いたいと思うのは当然ですが、後悔ばかりが頭をよぎるのです。


学生の頃、九州や四国、山陰、瀬戸方面に何度か旅行に行ったのですから、その行き帰りにどうしてブルートレインを使わなかったのだろう・・・。
取材で関西へ行った際、どうしてブルートレインに乗らなかったのだろう・・・。
あのとき、どうしてブルートレインを利用しなかったのだろう・・・という後悔ばかりが出てきてしまうのです。


『富士・はやぶさ』に限ったことではありません。
『さくら』『みずほ』『瀬戸』『出雲』『紀伊』『明星』『なは』・・・西下するブルートレインに少しでも乗る努力をしていれば、今回の引退はなかった、いやもう少し先に延ばすことができたのではないかと思うのです。
今までブルートレインを十分利用しなかった理由・・・それは時間や費用を効率化するあまり新幹線や飛行機を使ったからです、ブルートレイン好きな私自身が。
モハように、ブルートレインやエル特急を廃止に追い込む新幹線は好きになれませんなどと書いた私自身がです。


利用客減少のみが『富士・はやぶさ』引退の理由ではないかもしれませんが、少なくとも乗客が多ければもう少し活躍してくれたかもしれません。
私自身が効率化を選択し、『富士・はやぶさ』を引退に追い込んだ一因を作っていたのです。


利用されてはじめて鉄道の価値がある・・・存続してほしいと思う前に、自ら率先して利用すべきだったと後悔しております。
いつでも乗ろうと思えば乗ることができる・・・今まではそう考えていましたが、全廃になってはじめて感じるブルートレインの価値。
こんな私が、どの面をさげて『富士・はやぶさ』に最後のお別れなどできましょうか?


東京発『富士・はやぶさ』最後の日、私は何をしていたかと言いますと・・・新宿で飲んでいました。
映画配給会社・東北新社の俳優養成所である映像テクノアカデミアの修了公演台本を書かせていただいたとこのブログでもご報告したかと思いますが、その稽古に顔を出し、終わったのが16時。
それから時間のあるという10人の出演者のみなさんを誘って焼肉屋へ。
これから舞台を観に行くという生徒さんもいるのに、強制的にビールを勧めて・・・まだ16時という早い時間なのに。
でも、それぞれに用があり18時半頃解散となったのですが、それでは帰る気持ちになれず、いつもお世話になっている編集プロダクションの社長さんをお誘いし、新宿西口の居酒屋へはしご酒。


飲んでいる席では一言も『富士・はやぶさ』の話題には触れませんでしたが、この日は飲まずにはいられない気持ちだったのです。
付き合ってくださった出演者のみなさん、編プロの社長さんと担当者さん、ありがとうございました。


ps.
そんなこととも知らずに、作家に声をかけられたから仕方なくビールに付き合ってくださった生徒さんたちが出演する舞台が3月27日(金)19:20から新宿御苑にあるシアターサンモールで上演されます。

タイトルは『駅-それぞれの出発(たびだち)』。
私が台本を書かせていただき、コメディが最高に面白い劇団NLTの看板女優・木村有里さんが演出をされています。
新しい生活の始まる春らしく、役それぞれに人生を出発するストーリーがあります。

修了公演だけに入場無料です。
でも、プロの俳優を目指す生徒さんたちに木村有里さんが本気で演技指導をされているので、稽古を拝見しながら、書かせていただいた私がちょっと涙を流してしまったほど。
1時間弱の公演時間なので、お時間のある方はぜひお気軽にお立ち寄りください。
ちなみに、17:30から19:10までほかのクラスの公演があります。
私は会場のどこかにおりますので、声をかけてくだされば嬉しいです。

それぞれの出発・・・この舞台を『富士・はやぶさ』に捧げたいと思います。
そして、近々『あけぼの』『北斗星』『北陸』に乗りに行こう。


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<目次>
01.キロポスト
02.カーブの美しい風景
03.車止め
04.分岐器
05.線路のマニアックポイント1
06.線路のマニアックポイント2
07.パンタグラフ
08.車両設備を触ることのできるポイント
09.音を楽しむポイント
10.時刻表
11.青春18きっぷ
12.鉄道で飲む楽しさ
13.国鉄音にハマる!
14.国鉄車両に乗る
15.東北特急再編地図
16.SLと触れ合う
17.貨物列車
18.廃線・廃駅を追う面白さ
19.絶滅車両を保存せよ!
20.ブルートレインの乗り方
21.鉄道模型/人車鉄道
22.線路配線図
23.きっぷ収集
24.全国にある鉄道関連博物館
25.鉄道博物館の歩き方
スペシャルインタビュー:
・木村裕子さん
・小倉沙耶さん
・向谷実さん
・諸星昭弘さん
・横見浩彦さん

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モハよう著者プロフィール

吉田一紀

Author:吉田一紀
脚本家・ライター・構成作家
国鉄真岡線を快走するキハ20系に心を奪われ、小学4年生のときにブルートレインに魅せられて鉄道にハマる。
ブルートレインを牽引していたEF65 1000番台やDD51、24系客車のNゲージを部屋に飾り眺めるのがストレス解消法。
なるべく新幹線を使わずに、特急や在来線を乗り継ぎながら線路や駅舎を眺める旅が好きである。

・特に好きな車両
キハ20系・183系・24系客車
・特に好きな機関車
EF65 1000番台・DD51・EF75
・特に好きな分岐器
DSS(ダブルスリップスイッチ)
・特に好きな車止め
第1種車止め(バラストを盛ったもの)
・特に復活してほしい優等列車
急行『つくばね』、ブルートレイン『さくら』、特急『あやめ』の両国始発

<主な作品・活動>
・手塚眞監督ショートムービープロジェクト『フリーハンド』脚本担当
・『敬天愛人~隆盛の如く~』(明治座)脚本
・東宝戯曲科脚本コース修了
・『駅-それぞれの出発(たびだち)』『帰ってきた天使』(シアターサンモール)脚本
・学研まんがでよくわかるシリーズ『燃料電池のひみつ』構成
・地上波テレビ局携帯サイト動画配信番組構成
・全国公開映画公式モバイルサイト
・ドラマ解説本
・地上波情報番組構成
・教育ビデオ構成・脚本
・カルチャー各種(骨董、食、美術館、スケッチなど)ムック本
・ビジネス関係書籍
・ライブイベント構成
・報道機関発行メールマガジン
・進学塾会報誌
・企業研修パンフレット
・フリーペーパー連載エッセイ
などもろもろ書かせていただきました……
・『趣味悠々・時実新子のハッピー川柳塾』(NHK教育)に出演もしていました(^^)

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